沈み、昇るから

 

 

青空が眩しい

 

 

朝はギラギラな太陽の日差しに目が覚める

 

 

昼と夜

 

 

日が昇り、沈むこと

 

 

日本の、この日照加減が私にはとてもちょうどいい

 

 

 

 

先日 アイスランドから帰国しました

 

 

訪ねたい国が山ほどあるなか、

 

新婚旅行と銘打って、ふたりが一致したのはこの国だったから

 

 

 

私たちにとって、欠かせない存在である音楽

 

 

 

 

愛するミュージシャンたちが

 

アイスランド出身であることに興味をそそられていた

 

 

sigur ros , bjork , amiina , mum , sin fang ...

 

 

 

どうしたらこんなに美しい音色や曲、発想が生まれるんだろう

 

 

聴いても、聴いても、不思議で神秘に満ちていて

 

いつか 訪ねなければ と目標になっていた

 

 

 

 

 

 

 

そこは、私たちの想像を超えるせかいだった

 

 

 

幾多の素晴らしい感動に遭遇し

 

どんなに時間をかけても

 

語り尽くせない経験、響き続けるものを得ることができた

 

 

 

地球の在るが儘の姿

 

 

 

美しい、という言葉だけでは全く足りない雄大な自然

 

 

ゲームや映画の世界に迷い込んだようだった

 

 

今ここに居るのがアイスランドだなんて

 

信じられない気持ちとよくわからない錯覚

 

現実が、現実離れしていて、それも現実らしいとも思え、

 

自意識を納得させるのには時間が掛かった

 

 

 

 

 

これが、地球

 

 

 

これも、地球

 

 

 

 

人間が 踏み込んだことのない地も多い、この国

 

自然豊か、だなんて大層軽い言葉と思えてしまうほど

 

遥かに過酷で

 

動物の暮らせない険しい大地は、すぐそこに鎮座している

 

 

 

本来 人間が住めやしない場所に

 

昔 無理くり根を生やしたヴァイキングたち

 

一体はじめ、どんな感情を抱いたのか

 

 

領地を欲して足を伸ばし

 

手にできたのは島のうちの僅かなだけ

 

 

 

 

 

何度でも、何度でも

 

また近年訪ねたい

 

 

 

 

行けば教えてくれる

 

 

地球は、遥か遠い大昔から生き長らえ

 

私たち人は、その生のごく最近に誕生し

 

次第に文明が生まれ、今こうして暮らしいる様は、寄生するかのようだ

 

このほしの恩恵無しに生命を維持することはできないのだ

 

 

 

 

 

こんなにも、他国から離れるのが寂しいなんて

 

 

 

そんな自分の感情にも驚いた