強化週間①

 

 

 

 

冬本番って2月のことを言うよなぁ

 

と思っていたら、昨日から春を匂わせる暖かさ

 

 

 

 

この2週間ほど、感性をピカピカのツルッツルに磨く機会に恵まれています

 

昨夜は淡路島から帰宅し、スパルタ鍛錬は尚も継続中

 

あまりに濃く詰まった日々を過ごしているので、3投稿に振り分けます

 

 

 

 

12日は、デザインチーム・KHOKIのファッションショーへ出席しました

 

前回に続き、今回もご招待いただき大変光栄に思います

 

      


インスタの投稿と多少内容が重複しますが

 

こちらでは異なる視点や深部へ触れてみます

 

 

      


夜開催だったため、せっかくならと

 

午前中から都入りした私と、パートナーでアーティスト・鈴木博文

 

 

 

まず最初にdover street market ginzaへ

 

今季立ち上がり直後の様子と、館内にあるカフェでランチをするのが目的

 

ファッションブランドで最上級に好きなdoubletも非常に楽しみな一つだった

 

 

 

心躍りながら足を進めていくと、KHOKIの文字が目にすんなり飛び込んできた

 

ベージュのジャケットの前立てには「KHOKI」と刺繍やアップリケが付いている

 

 

「おおーコッキだ!」思わず歓声が漏れた

 

 

彼らと初めて会いお話を交わした際、今後の目標や展望について語ってくれたことを思い出す

 

その一つは「ドーバーいきたいですね」と笑顔で自信満々に話していた

 

 

そんな日が私の想像以上に早くやってきて

 

面食らったというか、すごい!しか言葉が出てこない 

 

もちろん、早ければいいってもんでもないでしょう、何事も

 

だから、今後の彼らの動向、ものづくり


期待がどんどん膨らむわけなんです

 

 

 

 

 

彼らとのご縁は、21ssのLOOKBOOKへジュエリー作品を使用していただいたことから始まりました

 

ご連絡をいただいたのが、亡き父の誕生日だったので運命的に感じ


きっと、一生忘れないでしょう

 

何か、長く深い繋がりがあるのではと予感しています

 

 

 

以降、展示会へのお誘いなど諸々お世話になっている仲です

 

 

 

会場はビルの13階、最上階にて

 

KHOKIのニットとマフラーに身を包み、興奮は高まっていく

 

 

 

真っ暗で、長く使い込まれたであろうホールには


柱が整列している様子と窓の向こう側の夜景が印象的だ

 

だだっ広い会議室に思えなくもない殺伐さ

 

 

 

奥へ進むと積まれた落ち葉の景色が広がっている

 

そこへ、轍のように葉が除かれうねった道きがあり、ランウェイのルートかなと察しがついた

 

 

轍の周囲にはKと記されたクッション それぞれ番号が振ってある

 

私たちは立ち見だったので無かったが、該当の方々はそれを座布団としていた

 

 

 

さて、スタート時間になり、尚も行儀良く時ばかり過ぎる 一向に始まる気配はない

 

まだまだ、そろそろっと来場者の入場が続いている

 

 

こういったショーやライブの時間が押すのは


通例として想定はしているものの

 

…にしても始まらないので段々疲労が滲んでくる

 

 

この日、21時に新幹線の予約があり、終電を考慮するとあまり遅らせられないので

 

頼むから早くお願いします...!と心配に苛まれていた

 

      


目の前の柱に座したチェロ奏者や、他の柱にも配置された演奏者が楽器を奏で始める

 

予定から45分経ち、ようやくスタートだ

 

 

生演奏のもと、モデルが奥から現れ、急に照明が灯され辺りは明るくなった

 

 

 

牧歌的な雰囲気を醸しつつも、不穏さや翳りを思わせるのは、彼ら独特の感性だろう

 

 

会場作りでいえば、ノスタルジー、カントリー、ファンタジーなど、陽だまり注ぐあたたかさを感じるのだが

 

どこかに毒味を帯びているというか、


平和じゃない要素が垣間見える


魔獣でも潜んでいそうだ

 

 

 

前回と大きな違いを感じたのは、スタイリング

 

 

ショーとしての奇抜な着こなし、ヘッドピース、植物を巻いたりなど、非日常的な装飾品はなく

 

全て実用を思わせるコーディネートで構成されていた

 

 

今回のスタイリングはKHOKI自ら行ったのだそう

 

 

ここに前回と異なる、狙いの方向性の決定打がありそうだ

 

 

 

 

拍手喝采でショーは閉幕

 

時間ギリギリだった私たちは、慌てて一目散に退場、駅へダッシュした

 

 

 

無事帰路につけ、ホッとしながらも


ショーの余韻に浸る心のゆとりはなく

 

それから数日かけて、じんわりと噛み締めた

 

 

 

 

 

翌週、来シーズンの展示会にもお誘いいただいていたが

 

スケジュールの都合で伺えず心残り

 

 

 

 

 

ショーという素晴らしい機会を観賞させていただき


チームの皆様に深く感謝いたします

 

 

今後も皆様のご活躍、ものづくりから目が離せません

 

一ファンとして、同じ作り手の立場として


盛大に応援しております!

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

photo/ ランウェイスタート直後。真っ暗だった辺りへ、途端に無機質な照明が灯される。

     私の位置の正面には、真っ黒なチェロ奏者の方が座していた。他にフルート、バイオリンなども。

     グローブ越しに弦を押さえているのが何とも奇妙で、人間味が薄くて良い。